わたしたちの思い
私たち鉄道ジオラマギャラリーは「SL湯けむり号(※)」招致のために集う場として昭和レトロな鉄道ジオラマを制作いたしました。
※2019年7月、熊本・大分地震の復興交流として開催されたSL列車運行イベント。
おかげさまで、様々なTVニュースや雑誌等で取り上げていただき、ご見学はもちろんジオラマ本体を貸出して欲しい
との依頼も多数ございました。そもそも常設展示目的で制作したため、本体だけで325cm×140cmあり、
動かすことができません。そこで新たに持ち出し可能で移動のできる分割式のジオラマレイアウトを制作することにしました。
一人でも多くのみなさまに鉄道ジオラマの世界観を体験していただきたい、コロナ禍で観光産業が低迷している現状下、
少しでも観光復興に貢献したい!! そしてリアルなジオラマの世界に触れて癒しになっていただけたらとの思いです。
鉄道ジオラマの魅力とは
私たちがこだわったのは「昭和という時代とその風景を今に伝える」と言うことがテーマでした。
まさにジオラマの魅力は過ぎ去った時間や思い出、そして未来に残したい風景を切り取り、その世界を体験できることにあります。
国内はもとより海外でも鉄道趣味の人気は高く、特に模型に携わったことのある方なら大きなジオラマレイアウトを持つことは
生涯の夢のようで、ホビーの中でも趣味の王様!! キングofホビーと呼ばれるくらいです。
私たちは、走る機能とリアルさが両立した仮想空間に命を吹き込むつもりで、ジオラマを造っています。
鉄道に興味のなかった方でも、時間を忘れ、ミニチュアの世界観に浸り、癒されているようです。
中学時代の同級生とも定期的に集い、ジオラマを楽しんでいます。
私たちが制作した鉄道ジオラマについて
固定式ジオラマレイアウトの概要
基本設計プランが決まると、まずはベースとなる地形づくりから着手します。建築資材のスタイロフォームを使用しますが河川や海岸線、街並や山岳エリアと実際の等高線を描くように高さを調節し組み上げていきます。
スタイロフォームを重ねて形にすると、プラスター(石膏)で地表を形成した後、土や岩肌の下塗りを重ねていきます。
植栽は場所に応じて針葉樹・広葉樹・竹林などを使い分けます。さらにリアルさを追求するため、ワイヤー(針金)で幹・枝・根を制作し紙粘土等で肉付けした後、種類に応じて着色していきます。
昭和レトロで懐かしい鉄道ジオラマです
昭和40年代の風景を切り取った心癒されるジオラマで、地元OITAの風景イメージをふんだんに取り入れたレイアウト構成になっています。
高城駅を実在しない「東大分駅」と称し、駅からでて眼下に開ける別府湾を想定した海岸線(仏崎)へとつづきます。
要所には耶馬渓の青の洞門風のトンネルや田染荘をイメージした田園風景なども表現していきます。
まさに四方どこから見てもロケーション抜群の空間が広がります。
他にはない私たちの「コダワリ」です。
市販のサウンドシステムにブルートゥース送信機をつなぎ、車輌に搭載した内蔵スピーカーから聞こえるリアルな独自のサウンドシステムを構築しました。
そしてジオラマに、よりリアリテイを持たせるため、LED等の照明システムを導入しました。建物内や鉄道施設、街並や町工場などの夜景が楽しめるよう造り込みました。
今回、挑戦する鉄道ジオラマについて
今回、挑戦するジオラマレイアウトは、さまざまな施設やイベント会場での展示が目的です。
コンセプトとしては時代設定を取り払い、老若男女だれもが親しめるよう国鉄時代から現在のJRの車輌まで網羅できるジオラマとして制作します。
展示を想定している場所は・・・
今後、SL湯けむり号の招致活動や沿線で開催されるイベント等で展示していく予定です。
例えばOPAM、大分市美術館、J:COMホルトホール大分、駅ビルや大分市内の商業施設(イオンモールやパークプレイス大分)等での展示、依頼があればその他の施設での貸し出しも想定しています。
例として・・・
2019年SL湯けむり号運行の100日前イベントを開催した際に、「原寸大!! SL段ボールアート展」をOPAMにて開催しました。
そして、2022年は日本の鉄道開業150周年ということもあり、SL湯けむり号写真展と鉄道ジオラマ展の同時開催も計画しています。
「鉄道ジオラマの写真を使用したリターン」について
●ポストカード(1枚入り):3枚の中からお選びください。
・内容:写真家タケウチトモユキ氏とコラボしたお洒落なポストカードです。
・種類:以下の3パターンをご準備しています。
A:EF65牽引の20系寝台特急「富士」
B:渓谷を走るD51
C:紅葉の背景に8620
●Tシャツ:3種類の中からお選びください。
・内容:写真家タケウチトモユキ氏とコラボしたオリジナルTシャツです。
・種類:以下の3パターンをご準備しています。
A:EF65牽引の20系寝台特急「富士」
B:D51 その1
C:D51 その2
・・・・
●オリジナル3点セットのTシャツ:Tシャツにプリントされる写真です。
他にはない魅力的な体験型の権利!!
今回、制作するジオラマには、クラウドファンディングの支援者が仮想空間に参加、
体験できる権利もご用意しています。これぞ究極の参加型リターンで話題性も抜群です。
制作したジオラマにMy車輌(Nゲージ)を走らせる権利
本ジオラマ完成後、イベント会場に設置された場合、お持ちの「My車輌(Nゲージ)」を走らせることができます。
なお、ご利用は支援者ご本人様限りとさせて頂きます。
そして制作期間は・・・
目安として、現在完成しているジオラマレイアウトは7〜8カ月かかりました。
クラウドファンディング終了後、年明けに作業を開始したとして、材料等の調達具合にもよりますが、全て手作業ということもあり、2022年8月頃の完成をめざしています。
プロフィール
ジオラマ鉄道ギャラリー代表 丸子典志
兵庫県姫路市出身で小学校の頃、新日鉄(当時)に勤める父の転勤で大分へ
緑丘高校卒業後、アド・パスカル入社。独立後はデザイナー、プランニングディレクターとして仕事をするかたわら
2013年にNPO法人「SL復活ドリームプロジェクト」を立ち上げ、玖珠町の豊後森機関庫を中心に、様々な機関庫を活用した豊後森SLミュージアム構想を提唱し推進。
その後、「SL湯けむりプロジェクト」を発案。「大分にSLを走らせる会」の発起人の一人として2019(令和元年)に走らせ大好評だった「SL湯けむりスパラインの旅」にプロジェクトリーダーとして参加。
2020年からはミニチュア情景クリエーターとして鉄道ジオラマレイアウト制作という新たな分野を開拓中・・・
さまざまなメディアからも取り上げられました。
最後に・・・
今回は「分割式ジオラマ」の制作に挑戦しますが、目標は大型のジオラマレイアウトを制作できる作業場の確保と、オーダーメイドできるジオラマ工房を造ることにあります。
その実現のために継続して、鉄道に関する様々なプロジェクトに挑戦してまいります。
巨大なジオラマレイアウトを制作するには、それなりの広さの作業場が必要となります。魅力的な作品を継続して造り上げるには
まず環境を整えていかなければと考えております。
将来的には多くのニーズに応えられるよう、オリジナルの建物や小物制作実現のため3D-CADも取り入れ、3Dプリンターやレーザーカッターの導入もめざしています。主力の商業展示用のジオラマレイアウトの制作や、個人向け観賞用のディスプレイジオラマ制作のかたわら将来的にジオラマやワイヤー樹木制作のワークショップ等の展開も考えています。
お問い合わせ
団体名 ジオラマ鉄道ギャラリー
住所 大分県大分市向原西1丁目3番 39-1
担当者 丸子典志 マルコノリユキ
電話 090-3737-6612
E-mail tenshi33@outlook.jp
プロジェクトオーナー
ジオラマ鉄道ギャラリー