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動物もかかる怖い病気!ブルセラ骨髄炎!
バンドウイルカの「ジジ」は、ブルセラ症に感染していることが判明し、現在も抗菌剤の投薬が続けられています。
ジジは2018年1月に宮崎県北浦町にある定置網で保護されました。捕獲された時から、他のイルカに比べて、尾びれの振り方がぎこちなく、疲れやすい等の異常が見られました。うみたまごに来てから10カ月に尾柄部にわずかな隆起を認めたため、レントゲン撮影をしたところ尾椎に異常があり、最終的に2019年1月9日に、宮崎大学に協力していただき全身のCT検査をしました。イルカでCT検査を実施するためには、200㎏以上の体重を支えることが出来るCT機器が必要で、全国で撮影できるところも限られています。日本の水族館でイルカのCT撮影を実施しているのは、沖縄美ら海水族館、名古屋港水族館と、「うみたまご」だけです。
CT検査の結果、頸椎、脊椎、腰椎、尾椎の複数個所で異常な骨融解像や腐骨形成を認めたため、培養検査や血液検査をしました。最終的に保護当時から血清中のブルセラ抗体価が高いことが判明し、ブルセラ症に対する治療を開始しました。現在は、抗菌薬の投与により、症状は安定しています。皆様の前で決められたプログラムを実施するパフォーマンスは体に負担がかかることからお休みをいただき、現在は、つくみイルカ島で療養しながら、お客様との触れ合いを通して元気な姿を見てもらっています。
この病気は、自然界で自然治癒する望みは非常に薄いため、これからもイルカ島で暮らすことになりますが、少しでも長く生きてもらい、皆様にイルカの運動能力の高さをお伝えするとともに、自然界で生き続けることの厳しさもお伝えしていきたいと考えています。
応援お願いします!!
ジジの体重は現在約190㎏あり、成人4人分の抗菌剤が必要なります。おそらく、一生投与し続けないといけないので薬代もかかります。
本返礼品は、2019年1月9日に撮影したCT画像データのDICOMデータです。これまでにDICOMデータを扱ったことがある人が対象となります。医者、歯科医、臨床検査技師の方で興味ある方は是非応援をよろしくお願いいたします。本データを使用して、講演会や学術データとして使用したい方は、クレジットに株式会社マリーパレス水族館「うみたまご」提供と記載してください。
下記はDICOMデータを再構築した画像例です。撮影したCT機器は、キャノン(旧東芝メディカル)Aquilion LB です。
プロジェクトオーナー
株式会社マリーンパレス