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【カラーワークショップ レポート】
7月3日・7月10日の2日間で行われる 「カラーワークショップ -似顔絵を色で描こう-」 の
1日目のクラスが終了しました。
県内、県外からも!4名のこどもたちが参加してくれました。
そして言葉では言い尽くせない時間でした・・・。
最初緊張していたみんなも(私も・・・笑)すぐに集中していました。
「匂い」を色にするというワークでは、様々な匂いを色に変換。
ごま、シナモン、ホワジャ、六角、しそ.....etc
見たことも触ったこともない、もしかしたら初めて匂うかもしれない匂いを、
それぞれの色に表現していきます。
その集中力はすごい。
自分の中にことばで言い表せない感覚、微細な表現、たくさんあるんですね。
何度も何度も色を塗り重ね、深みのある色合いを作る人、
迷いのない明瞭な色を出す人、
言葉が苦手なだけで、表現する意思が強い人、
優しく繊細な視座を持つ人・・・
本当にいろんな表現を発見しました。
それは自分の発見でもあります。
色を描いもらうと分かるのが、
8歳、10歳の経験や体験を超えたものがそこにはあります。
身体はまだ小さくこどもかもしれませんが、
「感じる」ことは、こどもおとな関係なく、
完璧に自分の中に備わっています。
最後は、音を描くワークです。
最初はみんなで「音」に集中します。
ただ耳をそばたて、部屋の音、一番遠くに聞こえる音、
自分の呼吸の音、自分の中の静かな音......
じっと集中し聞いていきます。
そして、静かな音のない中を、楽器が「ティーン」となると、
何かをひらめいたように、はっきり見えたように、
みんな迷わず描いていきます。
音の色を重ねて重ねて重ねて・・・・・
たくさんの楽器の音色が色となり作品となりました。
そのあと、こどもたちが集まって、それぞれの絵の感想を言い合います。
それは、「この絵はぼうぼう感じる!」「冷たい!」「優しさ」「ざらざら」
上手い下手ではなく、どう感じたか伝え合います。
みんなそれぞれ直接おしゃべりしたわけではありませんが、
一緒に集中した仲間、一体感と安心感があるんですね。
たくさんおしゃべりして仲良くなった後のような、
その場への信頼がありました。
わいわいぎゃあぎゃあ騒ぐクラスではありません。
でも終わった後、「楽しかったーーー!」と一番元気な男の子が言ってくれたのがとても嬉しかった。
自分に集中するって、楽しいよね。うんうん。
「また次会おう!」と、お別れした時、あ〜、2DAYでよかった、また会えるな〜。と
しみじみ思ったのでした。
本当に宝物のような時間でした。
2DAYはついに自分の色を描きます。
さらにこどもたちと深い色の旅へと出かけていきます。
プロジェクトオーナー
あーす・じぷしー合同会社