大分発!奇跡の調味料「黄柚子(きゆず)とうがらし」&幻の白磁器「臼杵焼(うすきやき)」コラボレーションプロジェクト!

黄柚子とうがらし(Oita Made×Yoshie KAMIYA×臼杵焼)
プロジェクトオーナー

Oita Made株式会社

地場産 フード

17%

  • 現在
  • ¥172,000
  • 目標金額
  • ¥1,000,000
  • 購入口数
  • 27口
  • 終了日
  • 2018/11/30
  • 残り日数
  • 終了
このプロジェクトは、目標金額達成の有無に関わらずリターンをお申込みいただくとプロジェクト成立となります。
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原材料『柚子』について(Oita Made)

2018年10月17日 12:00

ニュース

私たちのプロジェクトをご覧下さって大変ありがとうございます!

サポートも10口を超えました。引き続き応援をよろしくお願い致します。

 

さて、今後は皆さまにプロジェクトの進捗等をご紹介していきます。第一回目は原材料となる柚子についてです。

 

「黄柚子とうがらし」の特徴の項でもご紹介しましたが、今回原材料として使うのは宇佐市院内町佐藤農園さんの「ハンザキ柚子」です。オーナーの佐藤敏昭さんは、大分県の中でも緑が豊かで空気や水がとびきり美味しい院内町の山道を上り詰めた場所に住んでいます。もともと上京して長い間大手メーカーに勤めていた佐藤さんは、退職後帰県して奥さまのお父さまが残された農園を引き継ぎました。お金儲けには興味が無く、お金よりも大事な地域の活性化につながればと、化学肥料を最低限しか使わない農法にこだわって柚子を育ててきました。この地域でも、非常に手間のかかるこのスタイルで柚子を育てている農家さんは、他にはほとんどいないのです。

 

佐藤さんの自宅の前には、日本純血の天然オオサンショウウオが生息する清流が流れ、耳を澄ますとせせらぎの音が聞こえてきます。九州大学をはじめとする多くの専門家の先生方が毎年調査に来る程貴重な自然環境です。オオサンショウウオは別名ハンザキと呼ばれ、「ハンザキ柚子」はそのオオサンショウウオが生息する源流地域で収穫されることから名付けられました。因みにハンザキという名前は、「半分に裂かれても生き続ける」といわれるほどの生命力の高さから付けられたものです。

自宅近くの農園に行ってみると、下草がきれいに刈り上げられた日当たりの良い傾斜地に青々とした低木が整然と並んでいます。農薬は年2回最低限の散布のみですので、次々と伸びてくる下草を丁寧に刈り取りながら柚子の生育を手助けします。柚子の木は放っておくとかなりの高さに成長しますが、収穫の作業効率等を考慮して低木に仕上げているのです。この付近は大分県内でも有名な棚田のふるさとで、この農園も昔の棚田跡に作られたものだそうです。柚子の樹木の間には佐藤さんが新しくチャレンジを始めた日本ミツバチの飼育箱も置かれています。

またこの「ハンザキ柚子」には「訪花の星」という別名もつけられています。これは、殺虫剤を使わずに栽培されているため、柚子の蜜を求めて集まってきた虫が果実にキズをつけて行き、その跡が星の形に残ることからこの名前が付けられました。つまり、星形のマークで安心安全な柚子であることを虫たちが教えてくれているということですね。

柚子の木に巣を作ったクモもまたその安全性をそっと教えてくれます。こうして手塩にかけて栽培している「ハンザキ柚子」。佐藤さんはこの柚子をネットで販売することもショップで販売することもしていません。この柚子の価値をきちんと理解して下さる方に個別に対面のみで販売しているのです。

 

 

丁度今は柚子の実が濃い緑色から鮮やかな黄色に変わる時期。枝には沢山のまだらになった果実が実っています。私たちが伺った日も、山間から大きな鹿の鳴き声が聞こえてきました。素朴だけれど昔から人々が自然と一体となって営みを続けてきたこの地で、「ハンザキ柚子」は今日も元気に育っています。